(落書漫画) 悪魔親父04 「プチ契約」 (16P)

(落書漫画) 悪魔親父04 「プチ契約」 (16P) by しゃど地蔵(SYADO) on pixiv


不定期連載、悪魔親父シリーズ第4話です。
描くの久しぶりだったんですけど、どのキャラも別作品に
名前と設定を変えてちょこちょこ出演してるので
あんまり久しぶり感はありませんでした。
ただ、しゃべり方とかたまに間違えてるかも。
あとがきは読まなくても結構ですので、
作品に対するご意見ご感想をお待ちしております。
直感的に面白かったところを教えてもらえると嬉しいですし、
面白くなかったところとかも聞けると大変助かります。
続きを読むであとがき(反省文)です。


あとがき
悪魔親父シリーズは去年9月のUPでしたけど、
本当は4月頃に描いてたので、およそ1年ぶりに続きを描きました。
1年で、絵とかコマ割りとか色々成長できた部分を実感できて嬉しかったです。
4話の構想自体は時々練ってましたが、課題は主に2つでした。
1.ユキコのキャラがよくわからない
ユキコは、KY不思議ちゃんっていう設定で、掴み所がないんですよね。
いったい「何故」シュウコの味方なのか(もしかしたら敵なのか)よくわからなくて
中々しっくりきませんでした。
でも、プチ契約で「どもり」を直してもらうというアイデアが出てからは
なんか、すーっとシュウコグループの一員になってくれたのでした。
よくよく考えてみれば、僕は、ドモリの人にあまりいい印象がないんですよね。
「吃音の人は悪人が多い」と言いたいわけではないんですが
不幸な偶然として、僕個人の体験、印象として
僕が今まで出会ってきたドモリの人には
神経質で底意地が悪い人の割合が多かったのです。
そういう苦手感情が、僕の深層心理にぶっ刺さっていて
「ユキコ」がいつかシュウコを裏切るような気がしてしまって
好きになれなかったのでしょう。
創作漫画も二次創作とやることは同じでして
「自分で考えた」キャラをどれだけ好きになれるか、なので
そういう細かい属性の好き嫌いが、大事みたいです。
重ねてお詫びもうしあげますけども、これは吃音に限った話ではなくて
例えば僕は「和食の板前さん」とかも怖くて、そういうキャラは善人として描けないです。
10代の頃、普通に食事にいったら板前見習い(スパイ)だと決めつけられて
めちゃくちゃ因縁付けられた恐ろしい経験があるので…
そのような困難を乗り越え、彼女は冷静で常識的なのにどこかネジがはずれている不思議ちゃんという
シュウコの相方2号として良い感じに成長しました。
ついでに見た目も好きな感じに変更しました。
2.物語の目的(マクガフィン)がない
悪魔親父は基本的に1~3話ともいじめられっ子が悪魔と契約して救われる話です。
4話では3人グループができてしまってますし、もはやいじめられっ子ではないんですよね。
だから、彼女らの幸福を妨害するちゃんとした悪役が必要になってくる時期です。
悪役の登場は5話からで、4話はそのための下地を整える回としました。
次からは、悪役の悪事に3人がプチ契約で立ち向かうような物語を想定しております。
悪役造形は多分過去作から「けだものジュディス」型の悪女ですけど、まだちゃんと決めてないです。
@ストーリーについて
去年、最初の悪魔親父を描いてた頃は
同人誌即売会のゴタゴタで負った心の傷からの出血が止まらない状態で
シュウコちゃんに感情移入して作品に怒りをぶつけて描いてましたけど
最近は平穏な環境でヨガやったり瞑想したり仏教哲学を勉強したりして
ほぼ仏様みたいな気分で生きてるので、この作品との向き合い方も、変化しました。
3ページでシュウコが「傷つく>怒る」というプロセスを辿ってますけど
これは一歩引いて怒りん坊について考えているからわかることで
去年はできなかったキャラクターの捉え方でしょう。
生暖かく見守る気分で描いてるので、ギャグっぽくする余裕もありました。
3話までのように作者の生き血をインクにして描いた原稿のシリアスな迫力は失われたかもしれませんが
今後も楽しく続きが書けそうです。
まあ暗い話は、そのうちまた機嫌悪い時期がきたら描きます。
それと、今回結構肩の力抜いて適当に話を考えました。
いつもは、ここが起承転結の起でー…承でー…とか
物語構造の原則から逆算してるんですけど、今回は結構行き当たりばったりな感じ。
それがよかったのか悪かったのか自分ではわかりませんけども
悪魔親父シリーズはこれからも気分転換に実験的なことをやっていきたいです。
ちなみにページ数がキリの良い16だったのは全くの偶然です。
@キャラについて
ユキコは上記したので省略します。
ハルナの天使みたいな性格はファンタジーだなって思ってましたけど
シュウコちゃんの人物像も結構ファンタジーな気がします。
わりとクレイジーな繊細チンピラのわりには
ギリギリのところで仲間思いだったり「ええ子」ですからね。
実際にこういう女の子がいたら、多分もっと複雑で面倒くさいですよ。
悪魔親父はブルセラショップのおっさんみたいですね。
シュウコ達にとってはいい人だけどちょっと反社会的なちょいワル親父というイメージです。
@総評
今回の絵は、下書きを最大限クリンナップして、ペンは入れないって感じですね。
この絵だと、だいたいフルパワーの半分くらいの工数で描けます。
今後も悪魔親父やハヴリダを描くことがあれば、このくらいの画質で
さくっとやっていきたいと思います。
次は、何を書きましょうかねえ。
ネタのストックはあるので、形になりそうな物をゆっくり選びます。
pixivでやってた講談社スカウトフェスが3月末だったんですけど
それが終わって気分が一段落した感じです。
そのうち何かしら描くと思いますので、よろしくお願いします。

2件のコメント

  1. 遅ればせながら新作拝見しました。
    引きの為の繋ぎ回といったところなのでしょうか、本編にそこまで大きな意味は無く
    2クール目の1話目のような改めてキャラの紹介をしているような印象でした。
    (もし意図や意味が籠められていたのなら大変申し訳ないのですが……)
    変にこねくり回す必要も無いのですっきりまとまっていると思うのですが
    やはりいくつかの台詞やシーンを調整する事でより読み易くなりそうです。
    例えばシュウコがユキコの口調に気付くシーンでは
    直前のコマでユキコを喋らせた方が自然に感じます。
    あるいは「ひっ、ひぃ~ん」を次に持っていって
    ある程度大きい泣き顔のコマで喋らせて目立たせるとか。
    他には、読んでいて「プライバシーの侵害だろ!」のシーンを本編のオチに持っていったらスッキリまとまるかなと。
    その後の軽い百合トークは最後にくっつけられますし。
    もっとも「大丈夫かな……?」で引かずに日常シーンで〆る場合は冗長になってしまう恐れもありますが。
    最後に、冒頭で学校のシーンなどを挿入して願い事を叶える前の姿を見せても良かったかもしれません。
    尺の都合がつかなかったのなら、「前は「ややや(ry」の部分にどもってるユキコの絵を小さく入れてあげるなどした方がより理解し易かったかなと。
    唐突にどもってたと言われて、ああそうだったっけと思ってしまいました。
    恐らく一気見したり、単行本形式なら気にならない部分かもしれませんが
    悪魔親父シリーズは短編連作タイプの作品ですし、今後連載作を描かれる上で意識する必要があるかもしれません。
    (もちろん全て素人意見なのですが)
    「このキャラはこういう子」という意識が固まってきたからか
    どの子もとても活き活きとしていて楽しく読めました。
    だからこそ、逆に説明不足になりそうな気配を感じてしまったので……
    毎度長文失礼しました。
    次回作も楽しみにしています。

  2. いつも感想ありがとうございます!
    僕自身キャラクターの立ち位置とか性格を忘れてそうだったのと、
    1>2>3と無計画に積み重ねていってたのでゴチャゴチャしてた部分を一旦整理した回でした。
    連載になると、キャラの属性って伝わりにくそうで大変ですよねぇ
    キャラ立てを毎回やるのも限界がありそうですし
    一目見てどんなキャラがわかる、ステレオタイプが大事なのか…
    尺は無制限なんですが、短いほうが描くの楽なので短くしたい(笑)ですね
    「ややや」には、昔の絵はコピペするだけだから入れればよかったです。
    あ、髪型を密かに変更したのがバレるから描きおろしたほうがいいかも。
    とにかく連載は未知の領域なので色々勉強しながら描いてみようと思います。
    いつもありがとうございます、次もがんばりますのでよろしくお願いします。

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