[短編読みきり漫画] 遺跡の番人

お待たせしました。
遺跡の番人の女の子アンドロイドと作業用ロボが
トレジャーハンターから遺跡を守るお話です。

以下、作者の執筆感想文です。
＠シナリオについて
「怪物退治」の派遣勇者に続いて、次は「宝探し」でいこうと考えていました。
そういう方向で色々考えた結果、
「遺跡の番人が、自分をさらってくれる人を待ちわびている」
（女の子が、宝＝ヒロイン＝主人公を妨害する悪役を1人3役する）
というアイデアを思いつきました。
しかし、そのままではヒンディ先生が番人ちゃんを迎えに来て
大ウェルカムの結果二人がくっついて
セックスでもして終了というエロマンガ展開になるので
それを妨害するキャラクターを出し、そちらを主人公にしました。「あいつ」ロボットです。
宝を手に入れるまでの冒険の過程を書くはずが、逆に守るお話になってしまいましたが
シナリオ的には結構綺麗に着地できたと思います。
「あいつ」ロボを上司、女の子を部下にしたら、
遺跡を守ろうとするロボvs裏切った女の子・ヒンディ連合で
善悪が入れ替わった救出劇にもなったかもしれません。
派遣勇者の時は、アイマス紙芝居を作りつつ3ヶ月くらい頭をひねってたもんですけど
お話作りにもだいぶ慣れてきた感じで、結構さくっと作れましたね。
番人ちゃんたちが何を守っているのかについてはあえて触れませんでした。
人類はなぜ滅亡したのか、遺跡の宝とは何なのか
色々と設定を考える余地はあったのですが
それをマクガフィンと言って、言及しすぎると本筋のドラマが薄くなって逆効果だそうです。
今回はこの考え方に則って、番人と墓荒らしの攻防に焦点を絞りました。
あと、ヒンディ先生の助手が
「へっへっへ、すまねぇなヒンディ先生」
とかいって裏切るお約束展開を入れそびれたのが無念です。
＠作画について
今回ははじめて描くものが結構ありました。ネコ人間、ロボット、銃。
ロボはPSOBB日記の腋汁おじさんを原型に簡略化しました。
やっぱり慣れていない物は描く時神経を使い、消耗します。
出来に関しては全体的に大満足ではありませんが、これといって不満もありません。
腰痛が無ければもう少し安定したかなぁとは思います。
最後の造花の、ハリガネの長さが足りなさそうなのには、絶対に気づかないで下さいね。
＠製作期間について
構想・ネーム 7日
下書き 4日（この辺りで腰痛）
下書き（修正）4日
ペン入れ 10日 (中ごろに腰痛やや回復)
トーン・写植・フキダシ 3日
今回はだいたい一ヶ月ほどで完成する事ができました。
最近じっくりだらだら作る傾向が強く、2ヶ月近く掛かるケースが多いので
完成までのペースを高速化する事を目標にし、なんとか達成できたと思います。
しかし中盤で腰痛になってしまったのが問題点ですね。
次は体調を維持しつつ手早く完成させたいです。
＠書いてみての感想
なんと今回は初の恋愛物かもしれません。これまでも
女の子を好きになっているキャラクターが出てきていましたが
ほとんど性欲のような物で物語に直接関与する恋愛要素は今回が初めてです。
さいきん恋多き生活をしているからこういう作風になったのかもしれません。
え？恋愛対象？
事務所のアイドルたちですけど？
さて、これで胸を張ってアイマス紙芝居を作れるという物です。
次回作は、これまでのしっかり作りこむ方向性を維持しつつ、
シリアスではないネタMADで行こうと考えてます。
曲はおかあさんといっしょ系の某曲で、
例えるならビックリウルティマに萌え要素を追加した
自作絵アイマス版みたいな感じになると思います。
絵を練習し始めた当初の目的を実行に移す時が来たわけですね。お楽しみに！
※このマンガは週刊少年ワロスに登録させてもらってます。