(創作短編漫画) 妖護学級ハヴリダ 後編 (26P)

(創作短編漫画) 妖護学級ハヴリダ 後編 (26P) by しゃど地蔵(SYADO) on pixiv


遅くなりましたがハヴリダの後編です。
前編はこちら(pixiv)
はたしてルウナ先生は上手くやっていけるのでしょうか。(白々しいアオリ)
ご意見ご感想をお待ちしております。
否定的でも肯定的でも気にしませんのでお気軽にどうぞ。
ウェブ拍手レスのコーナーをはさみまして、あとがきです。
あとがき長いので読まなくてもいいですからどんどん感想ください。
ウェブ拍手レスのコーナー
もう少しでアマチュア画業10周年だそうですね。
おめでとうございます。これからも頑張ってくださいね!

ありがとうございます!
10年前に筆記用具とスケッチブックをホームセンターで買ってきたときには
10年以内には一人前になって絵の仕事に就きたいなと思っていました。
その時はグラフィック系の仕事ならなんでもいいと思っていたのですが
いつしか職業漫画家を目指すようになり
ハードルが上がりすぎてまだまだプロにはなれませんが、がんばります。
あけましておめでとうがざいます。今年も薄い本の製造よろしくおnry
あけましておめでとうございます。
実はそろそろ関西コミティアにでたいと思っています。
今のところ同人誌化の候補はハヴリダです。内容はウェブ版と同じです。
リアルで人に何書いてるのって聞かれても見せる本がないので、紙媒体も用意したいからです。
よって通販の予定はないです。その代わり表紙に金箔貼ってもらったりして凝りたいですね。
新作読ませて頂きました。ハリーポッターとロード・オブ・ザ・リングのエッセンスがそこかしこに感じられて大変面白かったです。ところで一点気になったのですが、犬人間という種族に元ネタはあるのでしょうか?それとも創作でしょうか?気になります。
感想ありがとうございます!
犬人間の元ネタは洋ゲーでたまに見かけるGnolという種族です。
知能や文化水準としてはFFのゴブリン辺りに近く、ずっと犬のまま。人狼の劣化版みたいな連中ですね。
劇場版まどかマギカはどうでしたか?
一人で梅田に観に行ったんですが、帰りのエレベーターで僕以外全員コスプレイヤーの女の子?になって
「まどか合わせしたいよねー」「あの羽作れるかなー?」みたいな話でキャッキャしてて
魔法おっさんになってもいいからQBと契約してエレベーター止めたいとか思ってました。
映画は、後付だとは思えないほど面白くて、とてもよかったです。
序盤は退屈だったのですが、期待を裏切るどんでん返しで盛り上げる
まどか☆マギカの特徴として、必要な部分なのかもしれません。
もう材料出尽くしてるし、さらに続編作ったらなんかグダグダしそうな気もしますが
キャラが良いので、あと1本くらいは面白そうかもですねー
続きを読むで「妖護学級ハヴリダ」あとがきです。


あとがき
魔法ファンタジー漫画というのをちゃんと書いたことがなかったのですが、やってみたら面白かったです。
世界を想像するという意味ではSFと共通している部分が多いと思いました。
高度に発達した科学は魔法と同じと言われますが、逆もまた然りです。
@ストーリーについて
この作品の最初のアイデアは、エロ漫画とかによくでてくる
「オークにレイプされて孕まさせられた女の人が産む子供はどこへいくのか?」
という疑問からスタートしています。
最初はハーフオークが主人公で、人間社会で居場所がなくて苦労する物語なんかを考えていましたが
全体的にひたすら暗くなりそうで、これは悪役の誕生過程に近くないか?という疑問がわき
彼を主人公にするのは難しいのではないかと結論しました。
ほっといたらこいつはどんどん悪の道に進んでいく業を背負っているわけです。
あとハーフオークはブサイクなのも主人公にはしづらい理由です。
一方で、悪魔親父シリーズで産まれた「賢者ハルナ」というキャラクターも僕の中でくすぶっていました。
ハルナは温和な癒し系だけどバカでアホの子で役立たず、シュウコに守ってもらうのが仕事のヒロインです。
その子が悪魔と契約して一時的に高い知能を身につけたお話が悪魔親父の第二話で
この「賢者ハルナ」が中々いい味をだしていたのですが、物語の最後に知能が元に戻っていなくなりました。
そこで、賢者ハルナがハヴリダを救うお話にしてみよう!ということで「妖護学級ハヴリダ」が出来上がります。
僕は学校が嫌いで、寝冷えなんかすると今でも学校に行く悪夢にうなされます。
なので、そんな学校を楽しくしてくれる主人公なら自然に憧れることができます。
悪い状況を打破するのが主人公の仕事ですから、ルウナ先生の物語は僕の性質に合っていました。
キャラクターについて
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@ルウナ先生
僕の理想とする正義の味方は、悪人を成敗するパニッシャーではなく
慈愛で救う菩薩のようなキャラクターです。
善とか悪とかは、それぞれの立場や欲求に基づく相対的なものなので
もしも「善い行い」というのがあるとするならば
悪い行いをする邪魔者を排除する敵意ではなく、逆に許容するような
愛とか慈悲とかそういう行為や感情なのではないかと思います。
ルウナ先生の行動原理は義憤ではなく、愛情です。
なお、ハルナのデブ設定も受け継いでいるので
コルセット外して裸になったら腹も尻もおっぱいもボヨーンってなります。
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魔法学園カリナン制服。現実世界の高校生+魔法のコート
服装の規則は結構ゆるいようです。
@ハヴリダたち
それぞれにバックストーリーを用意してあるのですが、ちゃんと描いたら何百ページになるんだろう…
描くのめんどくさい…という感じです。
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セルジュはエルフの王族の血を引いてて、王位継承権を持っているのですが
ハーフエルフの王など絶対認められないためセルジュ(従うもの)という名を与えられてはいますが
母親から密かに美しいエルフ語の名前をもらっていて、それは誰にも話していないという設定です。
原型は悪魔親父シリーズのシュウコです。心根は優しい子ですが、自分を守るため凶暴化しています。
マギハは辺境出身で、地元では篤く信仰される古い神であるドラゴンの血を引いていますが
国ごと侵略されて植民地(もしくは保護領)になったので、魔法学園カリナンに現代文明の勉強にきています。
いつかは地元で要職につくであろう身分ですが、性格は田舎のヤンキーってかんじです。
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マークは孤児院で聖職者としての才能を認められ出世の道を掴みかけますが
嫉妬した人間の義兄弟たちに足を引っ張られて追放され、魔法学園カリナンにきました。
なお彼の信仰する宗教はキリスト教っぽい何かです。
オークは人間に含まれるのか、自分は神に愛される資格があるのかというのが悩みです。
一番不幸なヤツなので一番性格をよくしました。でないとすぐ悪いやつになります。
なんか色々気が利いて温和な雰囲気は、ネトゲ仲間のボロくん(オーク好き)をイメージしたところもあります。
ステラは最初ハーフサキュバスの予定でしたが
セリフの少ない脇役は見た目で主張する必要があると思ったので単眼にしました。
振り向いたら単眼でビックリ、みたいな定番の導入をするべきなんですが
下書き段階で急に変更したから無理でした。
彼女の両親は天文台で働いています。いつかみんなで社会見学とかいきたいです。
原型は悪魔親父のホシユキコで、不思議ちゃんです。
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@校長&教頭
世界観を固める脇役としてステレオタイプな感じにしました。
破天荒な主人公先生と、良識派の校長、格式張った教頭という、よくあるやつです。
@黒魔術部
悪役です。やたら被害者ぶった連中の性根が一番腐ってるってのは、世の常です。
続きを描くなら、黒魔術部の顧問とかいってハリポタのスネイプ先生みたいなイケメン黒魔術士を出したいです。
技術的な感想
今回はコマ割りのテンポが前よりよくできました。
いわゆる視線誘導が上手くなった気がします。
「派遣勇者」とか描いてた昔には、「読みやすい」という感想はよく頂きました。
あの当時は視線誘導を特別に意識していて、自然とできていたんだと思います。
ところが徐々に色々な技術を覚えていくうち重装備になっていって、いつしか柔軟な動きができなくなっていました。
最近、ハンターハンターを読んだりした事で感覚が一端再構成されて、またできるようになってきた感じです。
絵的には、画面が見やすくなるようにベタと白い部分のバランスに気を使いました。(特に後半から)
画面の見やすさは今後も重点的に研究します。
あと、服飾デザインはファイアーエムブレム覚醒に影響を受けてます。
僕はデザインが苦手なのでその時々やってるゲームとかにすぐ影響されます。
まとめ
40ページもあったので途中でダレてきてすっごく時間がかかってしまいました。
楽しく描けるのは24ページ、がんばっても32ページ、それが僕の気力が続く限界のようです。
前後編に分けたらいけるかと思いましたがあんまり意味なかったです。
二度とこんな危ないことしないよ。40ページなんて懲り懲りさ。
とかいって、忘れた頃にまた長いヤツやっちゃうんですけど…。
この世界の続きは、またそのうち気が向いたら描きます。
ご意見ご感想をお待ちしております。否定的でも肯定的でも気にしませんのでお気軽にどうぞ。

2件のコメント

  1. はじめまして、こんばんは。
    妖護学級ハヴリダ拝見しました。こういう魔法ファンタジーの世界観が好きで楽しかったです。先生と会うことで生徒達が色々と変わっていくのかなと思いました。
    物語に起伏が少ない作品が短編漫画によくある気がしますが、この作品もその印象を受けました。作者様としては色々意図があるかもしれないのですが、それをくみ取れませんでした。
    なので、誰にも分け隔てなく接する先生と、生徒の交流という風に単純に読みました。
    でも、それぞれのキャラクターに特徴(個性?)があり、ここから物語が展開していくという感じがしたので、
    短編で終わるというよりはむしろ魔法系日常の第1話みたいな印象で、続きを読みたくなる作品でした。
    あと、どのような事を考えて作品を作っているのかを、あとがきから知れて興味深かったです。
    初対面での長文と上から目線の感想、失礼しました。pixivでフォローさせていただいたので、また感想を書かせていただくかもしれません。新しい作品、期待しております。

  2. 感想ありがとうございます!
    同人ってみなさん遠慮なさってぶっちゃけた意見をいただけるのは貴重ですので、こうして書いて頂けるのはすごく嬉しいです。
    僕自身、自分の作品はプロと比較して物足りないと思ってるので、客観的な(読者の主観的な)意見をいただけると大変勉強になります。
    確かに今回、ストーリーが結構平坦な感じですねぇ。
    キャラクター中心に考えてて、お話は邪魔にならないようなものを
    という風にしていたので、控えめになりすぎたのかも。
    キャラが5人もいて、40ページだとキャラ立てだけでいっぱいいっぱいでした。
    これは本格的な続編描かないと損かもしれないですね。
    あとがきは、自分でも何考えて描いてたのか時間経つと忘れるので、備忘録を兼ねた反省文として書いてます。基本的に自分の勉強のためなんですが、面白かったようでしたら、よかったです。
    今後ともよろしくお願いします!

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