[アイマス紙芝居解説] 乗車権 テキストコメンテータリー


大変長らくお待たせしました。
毎度おなじみメイキングも5度目ともなると
さすがに飽きてきたのか、中々やる気がでませんでした。
次の動画を作るまでには~と思っていたら
3話で動画1本のもしもシリーズの4本目を書いてしまう有様です。
今回から環境が変わりました。
以前まではアドビプレミアで作っていた紙芝居ですが
今回からはアドビアフターエフェクトで作っています。
作画環境も途中から液晶タブレットになりました。

まず最初の、ジャラーンっていうエレキに合わせて排気ガスを出します。
今回描いたアニメは
この「排気ガス」と「ギラギラの目」と「ラストのひらめくスカート」だけです。
(追記・あと一番ラストの涙も描いてました)
キャラクターを動かすのに比べはるかに(春香だけに^o^)簡単に作れるので
要所要所にこういうのを入れるのはいいかもしれません。
液タブの導入で動画の中割がとても描きやすくなった事も書き記しておきましょう。



AEのエフェクトプリセットにあるやつを利用して、
キャプションを排気ガスが文字になるような感じにしました。

この画像では写っていませんが、車の窓の外には電信柱が横切ります。
電信柱のシルエットを用意して、それに方向ブラーをかけつつ素早く動かして横切る感じにしてます。

今回から実機映像を使う事にしました。
以前まではアイマス紙芝居といえばそれだけでアドバンテージがあり
できるだけ自作絵を使わないのは損なんじゃないの?という考えもありましたし
また、実機を入れることで絵柄の統一に問題があるのではないかという
懸念があったため使ってきませんでした。
しかしいざ使って見ると中々いい感じです。画面に動きが生まれました。
null
(↑ご自由にお使いください)
この動画のアイマス映像等にかかっているテレビの走査線のようなエフェクトは
ayato@webさんのこの記事を参考に自作したJPGをオーバーレイ表示か何かで
かぶせています。
もしかしたら俺が知らないだけでプレミアでも出来るのかもしれませんが、
アフターエフェクト様はこのようにフォトショップのような画像処理ができるのです。
これこそがアマ作品とプロ作品の壁なのではないかと思います。
AEを使い出してから、NHK大河ドラマのオープニングなど
それまでは神業としか思えなかった映像も、
作り方がなんとなく予想できるようになりました。
(対抗できるかは別として)

どうなんだろう。
今後の展開を考えれば意味深いフレーズです。

公式のプロフィールにある画像を基本3Dというエフェクトでななめに3D表示し
それを右上へ向かって移動するようアニメーションさせ
最後に黒い額縁に嵌ったようにして作りました。

文字がタイプライターのように表示されて

ぐにゅ!っとモーフィングっぽく変形して乗車”権”に化ける。
「乗車権」は表示された瞬間は「回転ブラー」が強めにかかっておりますが、
表示させてすぐ回転ブラーを切ります。
そうするとあたかも乗車券が乗車権に化けたかのように見えます。
ちゃんとした中割はありませんがそのように見えます。
アニメの知識の応用ですね。
この曲における乗車”券”と乗車”権”は別の物なんじゃないでしょうか。
ちゃんとした夢が無い主人公には、乗車券こそありましたが乗車権は無かったのです。
今作ではいくつかの背景にフリー素材屋 Hoshinoさんの
風景写真を加工して使わせて頂きました。ありがたや~

乗車権が窓となって

はるるん登場。

通称、AMCGディゾルブ。(しゃどP命名)
これの解像度の良い画像がどうしても見つからず
765プログッズのバッチか何かから抽出したのでフチが荒いです。
しかしそれがこの動画の雰囲気に中々マッチしています。


M@STER FONTS大活躍!えこP、GJ!!
アイマス紙芝居のモブは全部これでいいんじゃないのって感じですね。

目はアニメーションしてます。
それにグローエフェクトをかけ光っている感じにしました。
体となるFONTSは基本3Dで少し斜めにしてます。
フォントなので張子なんですけど画面に奥行きがでていい感じです。

あ、ちょっと撮影のタイミングが早かった…。
まあこんな感じでグイッ!っとズームアップです。
この頃はAEの使い方を試行錯誤していた時期で、これが精一杯でしたが
最後まで作って多少慣れてきた今になって見ると
もう少しスピード感が出せたかなあという感じですね。
何故そのままかというと、作り直す気力が無かったというより
はたして「おかしくみえる」のは錯覚なのか本当なのか
何度も見返しすぎて麻痺した感覚に自信が無かったからです。
いじりすぎて「おかしくみえる」が止まらなくなったら
マイケルジャクソンみたいになっちゃうんですよ。絵も、動画も。
多少ブサイクでもそうなるよりかはマシということでそっとしておきました。


最初の、書いた紙があれば~にエフェクトをかけて少し歪ませました。


ここでもFONTSが大活躍します。
ここはできれば春香をアニメーションさせたかったのですが
技術的に無理そうなのでやめました。でもいつかはこういう見せ場シーンを
フルアニメで作ってみたいですね。

満席。タクシーかwwwwwwwっていうツッコミが全く無かったのが意外でした。

バックの時計はayato@webさんのこちらの記事を参考に作りました。
このように映像素材を自分で作れてしまうのがアフターエフェクトの利点ですね。

背景は、一番最初の実機映像カットインにモザイクをかけて色を変えた物です。
ちょっと手と体の接続がヘンかな…ヘンじゃないかな…
ああちょっとまってくれ~はもっと派手にしたかったかもしれません。

脇役は雪歩。何故でしょうか。
紙芝居の脇役を考えれてるとすぐ雪歩出てきます。

これ、後にでてくる「カバンおいてんじゃねー」と同じように
顔グラを用意してたんですが、ワンパターンになるので没りました。

2番のはじまりです。

食いすぎです。(だんだん適当になってきた)

バス亭でスカートの女の子がたっていたら脚に目がいきます。いかせました。

この錆びたバスの標識みたいなのは、ラストシーンにも出てきます。


ここは比較的大人しい普通の紙芝居ですね。

アレ?


やばいです。
いつのまにか目指す夢が曖昧になっていたのでしょうか。
いや、そもそもこの主人公は最初っから適当なやつだったかもしれない。



メインタイトルと同じ構造のエフェクトを流用しています。
この「日が落ちる」が一番目立つんですが、今回は全体的に
画像処理プラグインのエフェクトをかけています。
この画面にかかっているものは、明るい所に白いもやもやを、暗いところに黒いもやもやを
つけてくれるもので、設定次第ではギアーズオブウォーのようになったりWiiゼルダになったりします。
おかげでどうしても同人アニメっぽかった画面が深夜アニメみたいになれました。
こういうのが出来るからAEすげーですね。

エフェクトや色合いを変えてます。

アイマスらしくうさちゃんにしてみました。
左に座ってるのは伊織のシルエットです。

鞄、というのはバンプの歌詞には結構出てくるフレーズで
自分自身の人生を詰め込んだ大切な宝物として表現される事が多いです。
うさちゃんは丁度そのようなアイテムだと思います。

テレビが消える。夢も消える。
ここもayato@webさんのこの記事を参考にほとんど模写するような感じで作りました。
レンズフレアがちゃんと光らなくてしゃどP涙目

暗闇でエレキだけが鳴っている

ノイズだらけの実機映像がフェードイン。

曲にあわせてカメラ目線になって

間奏はずっとダンスシーンです。
BPMとかマジわかんないので目測で適当にあわせてます。
映像素材も、エージェント夜をいくの冒頭と
終わりのほうの間奏の2つしか使ってません。
時間調整エフェクトも一番最初のフェードインのところにしか入れて無くて
ほとんど何もしてないのに結構上手くできて嬉しかったです。
もっと曲に合わせて派手にエフェクトを入れようかとも思っていたのですが
どうやら普通にダンスさせるだけでも十分見ごたえがあるので軽めにしました。
アイマス紙芝居の中にあると、実機映像が栄えますね。逆もまた然り。
乗車権はメインが自作絵で、そこに実機映像が入る感じですが
そういうMADは中々珍しいタイプなんじゃないかなあと思います。
(あまりMADめぐりしてないのでしゃどPが知らないだけかもしれません)

はるるんカワイイヨ!かわいいよ!
ここにきてアイマスMADPV作りの楽しさを知りました。
これはかわいく自作絵が描けたときの感覚に似ています。



いやちょっとは面白いかなって思ってましたが
こwwwんなにウケるとはwwwwwwww思wwwって無かwwwったwwww
アイマスで類似品といえばこの二つ。ゼノグラシアとタイムリープです。
ファンの皆さん、パチもん呼ばわりしてごめんなさい。
ゼノグラシアは面白かったです。ちゆ12歳の紹介記事が。(本編見てません)

実はこの排気ガスは夜バージョンです。


やばいなー。

忍びこめー。間奏の間にいつのまにか夜になってますね。
しゃどPはこの時間の経過を色塗りの段階なってやっと気づいたという。


このバックはそれっぽい模様を細長く描いて、それを右から左に動かしてるんですが
それだけではすぐ画像のお尻が来て途切れてしまいます。
それをどうすれば解決できるかというと、途切れる前に
同じ映像を上からフェードインさせればいいのです。
画像は激しく動いていて、フェードインは0%-100%まで少しずつ入ってきますので
肉眼では違和感を感じることはありません。
あたかも激流が無限に続いているかのように見えます。
これは走ってる最中の背景などにも応用可能ですね。

もう降ろしてもらえないんですね。
売れた芸能人は事務所の資産ですからね…。
そこに自分の理想との不一致があれば苦しいでしょう。


このグルグルアップはお気に入りです。何を望んでいたんでしょう。

「絵が上手くなってる」!嬉しいですね!
今回は絵を褒めてもらえるコメントが多くてとても嬉しいです。
この画面は基本3D+過去映像に追加エフェクトで作りました。



「とまってくれるはずもねー!」にもうちょいエフェクトかけて派手にしたかったですね。

最後のシーンは、一転して美しい画面にしようと思いました。
そこは夢の先で、一見すると天国のようではありますが

おかしな事に彼女は泣いているのです。何故でしょうか?
それはこの曲を聴いた彼方にならわかるはずです。
そこが、ただのかっこいい曲では終わらない乗車権の魅力だと思います。
ラストシーンのホタルのような光は
これまたayato@webさんのこちらの記事を参考にさせて頂きました。
よく分からなくてもパラメーターを丸写しできますし本当に助かりました。

美しい景色がゆっくりと朽ちていきます。



ブラボータイム!(コメントでGJを言ってもらう時間)
今回は終わった後の演奏が長かったので自然な感じで出来ました。

今回製作にあたりこの二つの動画を参考にさせていただきました。
意外と似ませんでしたが、動画にした時のイメージとしての
土台となる物があると作りやすいです。
絶望先生の字幕の使い方は、実はKの頃から影響を受けてます。
というような感じでした。誰かの動画作りの参考になるような物を
書けるかなとも思いましたが、参考になるような物を書くのは
図解などを用意しないと非常に分かりづらくなりますし
動画を作らない人は全く楽しめませんのでややこしい技術的解説は抑めにしました。
もし、ここが知りたい!という点があればお気軽にコメントでお尋ねください。
さて次の動画なのですが、ハンマーソングと痛みの塔をやりたい等と
申しておりましたが、なんだかさすがにBUMPばかり作る事にも飽きてきたので
ここらで一回別の何かで作ってみようと思ってます。
またあれやこれや予告を翻すのもよくないので
企画がある程度固まり始めてから報告したいと思います。おたのしみに!

6件のコメント

  1. >いsもさん
    あざーす♪
    はい、マイペースを心がけます!
    なんか急ぐと落ち込むばかりでろくな事が無いです
    >ラインさん
    あざーす!
    次もがんばります!

  2. おもろかったよ。
    アニメーション部分が一部だったとは気付かなかった、
    ついでに涙目春香さんのアップ画像をゲット!!

  3. 同じカットの使いまわしかと思いきやよく観ると色調を変えていて、細やかな演出をされていますね。
    使いまわし方も効果的だったので手抜きをしているとは思わなかったのですが…。
    随所に気になったシーンがあったのでこのように具体的に手法を解説してくれるのは大変参考になります。
    走査線エフェクト>頂きますw

  4. 今回はほんと使いまわし多いですね~
    使いまわす時はお察しの通りエフェクトヲかけて
    少し味付けを変えると飽きが来なくてエコノミーです。
    走査線ドゾーー

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